オリジナル・ヴァージョンは聴いたことがないんですが、ストリングスが入った辺りで「あ、これは好きだな!」と。(笑) 哀愁たっぷりの歌メロが素晴らしく、特に「That everything could be like before」ってとこが大好きです。 ギターソロがもう一踏ん張りしていればもっと良かったなぁ。
1曲目からこの曲の前(⑥ABANDONED)までが余りにも強烈な展開で、この曲でちょっと落ちたかな?とも思ってしまいましたが(ま、あくまで個人的になんですが)、それでも全く切り捨てることなんて出来やしないこのクオリティ! ヘヴィなリズムに絡む叙情メロディがしっかり胸に刻まれました。 このレベルの曲でさえ霞んでしまうほどの作品だってことです、『THE BLACK HALO』は!
まだメタルを聴き始めて1年ほどだった頃に購入した2枚組みライヴ盤。 何故これを選んだかと言うと、当然B!誌の絶賛で、であります。「MANOWARこそ"聴けばメタル、観ればメタル"というバンド」「MANOWARのベスト選曲ライヴ」ということなのでまだまだ知識の足りない頃の俺にとっては「メタラーとして聴かねば!!」と思った次第。 そんなこんなで聴いてみると……あれれ?速くない。テンポが速い曲が2曲(『WHEELS OF FIRE』と『BLACK WIND FIRE AND STEEL』)しか入ってないよ~、と嘆いたもんです。アップ・テンポの曲なら少なくないんですが…。そう、当時はまだ速い曲を求めてたんですよねぇ。速さに身を任せて興奮したかったんです。まだまだ青かった時代です。(笑) というわけで、聴き始めはあまり良い印象ではなかったんですが、色んなメタル、引いては色んな音楽に触れ、テンポへの拘りなど何処へやら(笑)、勿論このライヴ盤、楽しんでます! 数多くのツアーをこなすライヴ・バンドMANOWAR、そのショーを毎晩毎晩レコーディングし、その音源をディマイオ閣下がB!誌の連載を休んでまで吟味されたパフォーマンスの数々はまさしく"ライヴ"であり、ほとばしる汗がスピーカーを通してリスナーに降りかかって来るよう。(いや、それは勘弁して欲しい) 特にMANOWARに加入する際、過去の自分と決別するため(だったっけ?)にそれまで自分が使っていたドラム・キットに火を放ったという、なんとも"サムライ・ウォリアー"なライノ、をさっさと切り捨て、病気の息子(ムスコではなく、彼の本当の息子です。人間です)のためにバンドを離れていたが、無事元の鞘に戻ったスコット・コロンバスの大地を揺るがすラウドなドラミングは圧巻!!マジでスピーカーがブッ壊れるんじゃねかと心配になるよ。うちのは安物だから。 カール・ローガンのギターソロ・タイムを丸ごと収録され、驚速ピッキングに驚かされる。しかも、意外にクラシカルな旋律もあったりする。 閣下もアピール度は非常に高く、ただでさえ自己主張の強いベース・サウンドなのに、ピアノ・ソロまであるんだからね。このアグレッシヴな攻めと繊細さの合間に"漢"を見てとれますよ、マジで。 エリック・アダムスのシアトリカルとさえ形容したくなる歌唱は素晴らしく、疾走曲もノリの良い曲もバラードも、それぞれに合わせた歌唱で感動的。特にバラード『COURAGE』での"男の優しさ"溢れる歌唱にはもうアレですよ、アレ。うん、凄いの。 バンドが持つ、ファンへの"敬意"とすら採れるトラックも収録。彼らはメタルを愛し、メタルを愛する人を愛すんだなぁ、としみじみ。だから世界中のメタラーの間で(日本ではそうでもないのかも知んないけどね!)愛されてるんだなぁ、としみじみ。 とにかく、メタラーなら『HAIL AND KILL』を聴いて汗と涙を流せ!!と。 おうおう、「聴けばいいだけのアルバム」について語りすぎてしまった。俺の悪いクセだ。(笑)「思いついたの全部書く」みたいな。ま、いっか。 そう、「聴けばいい」んです。ただ聴いていれば自ずと貴方もMAN OF WAR化現象に巻き込まれ、手首を掴みSign Of Hammerを掲げていることでしょう!俺も……掲げたってことにしといて下さい。 あ、こんなアルバムにもひとつ不満が!!ライヴの写真が色々と載ってるんだけど、ステージ上でオナゴなおっぱいポロリしてる写真、もっと高画質で載せられなかったかなぁ…。(笑)顔もわかんねぇし…。 ……ん?あ、ごめん、なんでもないや…。
1曲目だというのに誰も発言してないとは意外ですね。まぁ、全部2曲目の『PROGENIES OF THE GREAT APOCALYPSE』が持って行っちゃったんでしょう!(笑) オープニングの不快感を煽るなんとも形容し難い音と不協和音のギター、そこからバンドとオーケストラが爆発的に入った瞬間(オーケストラはその前から聴こえてるけど)の出音のインパクトと言ったら…。シャグラットの「ゲェェェ!」も良いね! サビ(らしきとこ)のベースもなかなか好き。 にしても、ドラムは化け物じゃ~。
初めてこのバンドに触れたのがライヴ盤。そこには本作の曲が殆ど入っていたので手を出してなかったんだけど、良い機会があったので買ってみました。 うん、なかなか良いですね! 疾走チューンが多いことも単純にこの手の音のファンには堪らないだろうし、メロディは良質。バラードは「まずまず」っていう印象だったのが非常に残念で、やはりバラードも要所に盛り込むバンドなのでそこを楽しめないとなると致命傷とまでは行かないまでも個人的にちょっとイタい。 あと、個人的につまらんと感じたのはインスト⑩Revontulet。テクニックで圧倒するでもなく、特にメロディがあるわけでもなくという感じで取っ付きにくかったです。 最後の大作⑭The Power Of Oneは展開が荒削りな部分がありながらもやはり核となるメロディは悪くない。 このアルバムで一番悪い印象だったのが日本盤ボーナスの⑬Respect The Wilderness。いやいや、曲としては良い曲だと思います。けど、位置悪くないですか?⑫Wolf&Ravenでスピーディに!!アグレッシヴに!!で、大作で大仰に!!って流れを遮ってる感がある気がするんですよ…。曲は良いのに…。 つまらんインスト曲と日本盤ボーナスの配置、この2つ以外に特に文句はないですね。(ドラムの単調さは一応許すとして…)「最近メタル聴き始めて、メロスピが大好きです!」っていう人には特にお薦め。 「傑作!!」「名盤!!」とまでは言わないけど、なかなかの好盤。 個人的には若々しさを少しばかり抑えた3rdの方が好き…かな。
前作で言えば『CENTER OF THE UNIVERSE』と同路線の曲。 アルバム評の方で「本作にはキラーチューンがない」と仰る方もいますが、もしもこの曲が1曲目だったらこれがキラーチューンに成り得たんじゃないでしょうか?この曲こそ"KAMELOT節"炸裂だと思います! サビメロが登場する度に微妙に姿を変えているのも「上手いなぁ」と。 ギターソロの後のロイのディープな歌唱にもウットリ…。 サビの女性コーラスも非常に効果的。ああいうの、メッチャ好きです! B!誌のインタビューではライヴでやる予定の中にこの曲は入ってなかったけど、俺としてはやって欲しい!!
前作『EPICA』の『FAREWELL』と同じようなタイプの破壊力抜群の疾走曲。 なんとなく終盤に位置して欲しいと感じさせたのも『FAREWELL』と同じ。(笑)なんか、アルバムの終焉に近い方が似合いません?特にサビ。サビ以外はそうでもないかも知れないけど…。 それはともかく、狂おしい程に美しいサビメロには参りました! 「Tell me her real name」ってとこがメチャクチャカッコ良い! ケイシーのパワフル・ドラミングが曲の力強さを一層増幅させる。 ☆2つか3つかでちょっとだけ迷ったけど、どう聴いてもやっぱりカッコいいので…。(笑)
勢いのあるわかりやすいハードロック・チューン! サビメロは『THE NAME OF THE ROSE』よりもカッコいいんじゃん!? 間奏がもうちょっとコンパクトならもっとスッキリしたんじゃないかとも思うけど、この"長さ"もTENの味ですからねぇ。(笑)逆に「ドラマティックで良い!!」って言う人も少なくなさそうだし!
最初はまだ『THE NAME OF THE ROSE』が続いてるんだと思いましたよ。(笑)自然に繋がってるんで。アコギが絡んでたりするし。 イントロのギターリフはあまり好みではないので「どうなのよ、この曲?」と半信半疑(?)だったんですが、どうですか、このサビの哀愁は!素晴らしいじゃないですか! ゲイリーの声にこの英国らしい湿り気、良い曲です。
前作はまだ聴いてないけど(タイトル曲『CLOUDBREAKER』はしっかり聴いた)、前作と同路線だろうと想像するのは難しくないですね。(笑)頑なに"古典的HR/HM"の現代版的なサウンドです。 まずは、このバンドを耳にする人にとって最も気になる(笑)ニルス・パトリック・ヨハンソンの歌唱ですが、当然素晴らしい、というか凄いです!!変わらずディオ・タイプの力強い、聴く人によっては暑苦しい歌唱がそこに存在しないはずもなく、非常に主張の強い存在感はまさしく"類稀なる逸材"!!前作ではどうなのか知らないけど、本作ではたまに"引き"の歌唱も披露してます。WUTHERING HEIGHTSでの"押し"と"引き"の声の使い分け程目立ってはいませんが。 楽曲は先述の通りで、スロー~ミドル~アップ・テンポを絡めて、時にはアコースティックなパートも盛り込み、オルガンが彩りを添え(オルガン奏者のクレジットが『キーボード』じゃなくて『オルガン』ってなってるのが良いね!)、ツイン・リードも的確に(⑨FROM THE CRADLE TO THE GRAVEではTHIN LIZZY風)決め、起伏のあるアルバム運びで飽きさせない。(メロスピ系が主食のメタラーには「疾走感が足らん!!」とか言われるかも)どの曲もレベルは高く、特に疾走チューン⑩THE FLAMEは本作のキラー・チューンだと言いたい。それを聴くだけでもカッコいいリフにヨハンソンの絶唱に乗って奏でられるフックがありつつも全く甘くないメロディを持つこの曲は絶品!! まぁホントはね、ここまでヨハンソンが際立つと他のメンバーにも"超絶"を望んじゃうんだけど、みんな良い仕事してますからね、実際に。このバンドにはリッチー・ブラックモアはいないしジョン・ロードもいない。イアン・ペイスもいませんよ。(ファミリーは違うけど)ギーザー・バトラーもいません。だけど、みんなカッコいいプレイしてます。そこは、リスナーの我々は黙っていようじゃありませんか。(笑)作曲にも大きく携わっているドラマー、この人のドラミング、かなり好きなタイプだし! 後は遅めの曲でも"圧倒的な名曲"を書いてくれれば万々歳ですね!!(勿論最強の疾走チューンもまだまだ書いてもらうわ!) 「ナヨナヨしたヴォーカルなんて聴いてられっか!!もっとこう、力強い、曲もヴォーカルも演奏も力強いサウンドを聴きたいんじゃぁ!!」っていう男気溢れるメタラー(老若男女問わず!!)は是非!!
渋~い声のおじさんが歌うあったかい雰囲気の曲。 アコギがメインのバックの演奏もより一層タイトルに合致して良い雰囲気を誘う。微妙に聴こえる音(笛かな?)も良い味出してます。 大きく盛り上がる曲じゃないけど、この曲はこれで良いんですよ。『OLD CITY BAR』。良い曲よ。街(じゃなくて"町"か)に一人はこんな曲を歌ってくれるおじさん欲しいねぇ。
イントロの笛の音、俺は結構好きですけどね。(笑) イングヴェイらしい"よくある"バラード。 この曲を聴いてるとなんとなく『I'D DIE WITHOUT YOU』をヨランの声で聴きたいなぁと思うんですよ、俺は。(笑) ギターソロは、フレーズ的に惹かれたところはないんだけど、音色のコントロールはさすがだな、と。
タイトル通り1992年のドニントンは『モンスターズ・オブ・ロック』でのライヴ音源。これが発売されたときには既にブルースは脱退してしまっていたという…。 選曲は言うまでもなく"いつものメイデン"のベスト的選曲。つまり"代表曲 新譜の曲"。故に『ROCK IN RIO』や『A REAL LIVE DEAD ONE』辺りのライヴ盤を持っている人には「大体同じ」と思えるかも知れない。(さすがに『ROCK IN RIO』とは収録時期がかなり違うのでそれなりに違いも出てくるけど)けど、曲は当然良いわけですよ。(笑)故に大した問題じゃありません!(笑)当時の新譜『Fear Of The Dark』の曲のライヴ・ヴァージョンが聴けるのは嬉しいですね! しかし、『ROCK IN RIO』に慣れてる俺にとっては2曲目にいきなり『NUMBER OF THE BEAST』は唐突過ぎますね。(笑)『FEAR OF THE DARK』の登場も早い!! それに最後のエイドリアン・スミスも参加しているという『RUNNING FREE』は曲自体があまり好きではないこともプラスには思えない。…けどまぁ、ライヴの出来自体がカッコいいので許せます。(笑) ただ、『CAN I PLAY WITH MADNESS』のハモリ(スティーヴか?)は微妙です。(笑) バンドの演奏はライヴ感に溢れ、熱く素晴らしいプレイを披露してます! 音も臨場感あっていいんですが、個人的にはギター・サウンドにもうちょっとだけリヴァーブ感があっても良いかなぁ。 とりあえず、カッコいいライヴ盤なんでどうぞ!