楽曲の充実度では過去最高だと思う。 今作では疾走曲は勿論、2,AGAINST THE WORLD 8,THE FLAME WILL NEVER DIEといったスローだがメロディアスな曲の印象が過去のそういった曲より大分良かったのでアルバムとしてより魅力的になった。 疾走曲も増えたのも単純に嬉しい。メロディの質も高い。 「AWAKENING」の曲構成も○。スロー~ミドルのヴァース、疾走するブリッジ、スローで勇壮に聴かせるコーラスと格好良い。コーラス・メロディも素晴らしい。 ドラムも相変わらず手数が多くて俺好み。4thのタイトル曲で気になった左右のバスドラの蹴る(叩く?)力の違いも解消されている。 賛否ある5,EGYPTICAも俺はアクセントという感じではないが良い出来だし、別にアルバムの流れを壊しているようには思わなかった。それよりむしろ③~④への流れのほうが気になった。なんか合わない感じがする。④のイントロは独特な感じだから。 プロダクションは前作の方が上。別に今回のプロダクションが悪いわけではないが前作のはかなり良い出来だったから。ドラムなんかはやはり前作の音の方が好きだ。 先にも言ったが楽曲の充実度は過去最高。最後まで聴かせるかなり良いアルバムだ。
「FUTUREAL」はブレイズも(スタジオでは)良い感じで歌えていると思っているのでブルースが歌ってもそんなに……との印象を受けたけど、「MAN ON THE EDGE」はやはりブルースに軍配! どっちの曲でもブルースが歌うと貫禄は100倍増し!!結果、ブルース・ヴァージョンがあるならそっちを聴きましょう、と。
最初はメタルらしい曲が「SUPERHEROES」「KING OF THE MONSTERS」「VIKING KONG」しかなく、しかも2曲はインストなのでイマイチな印象だったけど、何回か聴けば優れたメロディのあるかなりの好盤だった。 上記の3曲は勿論、「LET THE SPIRIT FLY」「O.H.B.」も好き。「DEAD MAN SHOES」「GODZILLA」もいい。 ポールのギターはどの曲でもとりあえず凄い!!
ボーナスなのにアルバムの中で最高の曲ですわ!てか、むしろこの曲で終わりだった方が作品として良かったんじゃないか? まぁ、リフは過去にあまりにも使われたものだけど、ここまで歌メロがいいとそんなことはどうでもよくなる。ギターソロもきちんとメロディを奏でていて最高!! この曲の作曲に携わった人間(元ベーシストだと思う)が1人既にいないのはなんとも残念だ。 KAMELOTの「CENTER OF THE UNIVERSE」に次ぐ昨年のベスト・チューン候補。 すいません。↑修正しようとしたんですけど間違って新規にしちゃいました。
ロブ、グレン・ティプトン、K・K・ダウニングが過去に作った曲にさらにパトリックも作曲に加わっているバラード。 タイトルはイングヴェイの名バラードを連想させる(タイトルが全く同じというわけではない)が、あちらの曲よりこちらの方が哀しい。 この曲と同じくこのアルバムに入っているスタジオ・トラック「SCREAMING IN THE DARK」とこの曲は是非聴いてもらいたい。 追加:B!誌の「PERFECT GUIDE 失敗しないHR/HM CD選び」を見たらこれと同じタイトルの曲が「SCREAMING FOR VENGEANCE」のボーナス曲として載っていたが、やはり同じ曲のヴァージョン違い……でしょうね、多分。