インディーズ時代の5曲入りのミニ・アルバム。収録曲の内「ALONE」「knock on me」「Dear...my love」はメジャーでリメイクされました。「knock on me」はオリジナルの方が良いかもしれませんがあとの2曲はリメイク・ヴァージョンの方が良いでしょう。 しかし、それよりも何よりもここでしか聴けない名曲「WISH」が収録されていることがこのアルバムの売りです、と勝手に思ってます。方向性としてはメジャー・デビュー後の「truth」に近い感じの曲です。是非聴いて頂きたい1曲です。
こいつはメチャクチャ格好良い!! IN FLAMESの「EMBODY THE INVISIBLE」よりも格好良いんじゃない? キーボードがかなり効果的!! 疾走やスロー・テンポなどを織り交ぜ、劇的に展開し、その場面場面総てに感動的なメロディが刻み込まれてる! ミカエルの声も格好良い! これは本当に格好良い!!俺にとってこの手の音楽の中じゃ、かなりの上位に位置しますね、これは! 「PUNISH MY HEAVEN」も良いけど、俺は断然この「THE TREASON WALL」の方が好きですね!
ブックレットには日本語による解説もしっかる入ってるものの、これはやっぱり海賊盤なんでしょうなぁ。中古で買ったから良くわからないけど…。ブックレットを見てみると、同じシリーズで他のアーティストのものも沢山出てるそうじゃないか。前にB!誌の質問コーナーで「有名なブートレッグ・シリーズがある」なんて解答があった気がするけど、これがそのシリーズか? なんてどうでもいいですね。 とにかく、1972年(ライナーによると6月30日ではないか、と)に英国はBBC放送のラジオ番組出演時の演奏だそうだ。曲間に司会者らしき人の解説や観衆の声、イアン・ギランの声なども入ってます。サウンドはたまに音が割れてしまっているか?と思えるときもありますが、かなり良い状態です! 演奏そのものは『MADE IN JAPAN』で聴けるほど鬼気迫るものではないにしろ"その時々で違うソロ"などは聴いていて「こう来るか!」と興奮することもあるし、若干割れてしまう音のせいもあってイアン・ギランも声の迫力はさすがのものです。 ちなみに選曲は 1,HIGHWAY STAR 2,STRANGE KIND OF WOMAN 3,SMOKE AND WATER 4,NEVER BEFORE 5,MAYBE I'M A LEO 6,LAZY 7,LUCILLE(リトル・リチャードのカヴァー) 『STRANGE KIND OF WOMAN』ではリッチーとギランの掛け合いもしっかり入ってます! 個人的にはかなり楽しめました!これが250円で売られていたとは……。なんか泣けます。 結構お薦めです!!
アコギがメインのパートはBLIND GUARDIAN寄りで、終盤のヘヴィなギターが入ってきてからのインスト・パートは、決してスラッシーではなく叙情的だけどなんとなくICED EARTH寄りなバラード・タイプの曲です。 もし仮にBLIND GUARDIANのアルバムに収録されるとしたら『NIGHTFALL IN THE MIDDLE-EARTH』が最も自然にハマる雰囲気ですね。 歌詞が最後まで出尽くした後(「~Your pain will go away」って)にハンズィがハイトーンで歌う「ア~~~~、アアアア~~~ア~~」っていうメロディが大好きです!(ポイントが細かいですね…) 全体的に歌メロは良いし、ドラマティックなインスト・パートのギターも良い! チョイおまけ込みで☆3つ。 この曲の後に『BLOOD ON MY HANDS』っていう流れが個人的に堪りません!!
ブラック・メタル界の頂点に立つと言っても過言ではないノルウェー産バンド、DIMMU BORGIRが47人編成のオーケストラと共演し、その荘厳で重厚な世界観をパワー・アップさせたであろう6th。何故"させたであろう"なのかと言うと、単に俺がまたこのアルバムしか聴いたことないから。しかし、やはりと言うべきか、オーケストラを起用したことでサウンドに深い奥行きが出たことは間違いないと思う。 コンセプト・アルバムではないと言うが、曲間などに入っているSEから想像されるのは"世界の終焉"。まんぞーさんの仰るとおりアンチ・クライスト的なイメージよりも人間の手による終焉という感じです。オーケストラの荘厳な響きやドラマティックな曲展開は宗教的な部分も想起させますが、発砲音のSEは決定的に"人の手による~"を想起させます。まぁ、バンド側の意図するものは確実に反宗教的でサタニックなものなんでしょうけど。 とにかく、濃い。デス/ブラック・メタルというものはただでさえ濃い。ブラスト・ビートにデス声、不協和音のリフ。そこに美しさと狂気を纏ったオーケストラ・サウンドが様々なものを加味し、絶対的な"悪"のサウンドが誕生した本作。濃いです。 その濃さ故に多少聴き疲れすることもなくはなかったが、今ではもう大丈夫。(笑) シャグラットの強烈に歪んだヴォーカルは場面毎に微妙に、時に大きく表情を変え、クリーン・ヴォイスを担当するヴォーテックスのそれも非常に素晴らしく、美しいのだが恐怖すら感じさせる。 ギターはやはり不協和音が多いわけだけど、たまに耳を惹くメロディを奏でるところが心憎い。「ん?メロデスか?」と錯覚する箇所もある。 キーボードに関しては、さすがにオーケストラを起用したってことでピアノ以外では活躍の場がない気もするが、そのピアノが最高に映える場面も少なくない。 ベースもズッシリと重く圧し掛かるよう。 そして絶賛を受けるニック・ベイカーのドラム、彼は素晴らしい!どんなに速いブラスト・ビートを叩いても、その弾丸の如き強固なサウンドは保たれたままでヘヴィであることこの上ない。(ニックの実力も凄いし、フレドリック・ノルドストロームの作るドラム・サウンドって本当に良いわ)フレーズも多彩で、脱退が悔やまれてならない、ホントに。 今一番人気がある曲は『PROGENIES OF THE GREAT APOCALYPSE』だけど、個人的には『ALLEHELGENS DOD I HELVEDS RIKE』ですね。 ちょっとEMPEROR風でもあるこの曲、ブラックらしい禍々しさ、シンフォニーによる禍々しさの増強と、またその逆にあるもの"美"の表現、メロディックなリフ、目まぐるしい展開、ヴォーテックスのクリーン・ヴォイス…。詰まったこの1曲を俺は本作のキラー・チューンとさせて頂きます!
1曲目だというのに誰も発言してないとは意外ですね。まぁ、全部2曲目の『PROGENIES OF THE GREAT APOCALYPSE』が持って行っちゃったんでしょう!(笑) オープニングの不快感を煽るなんとも形容し難い音と不協和音のギター、そこからバンドとオーケストラが爆発的に入った瞬間(オーケストラはその前から聴こえてるけど)の出音のインパクトと言ったら…。シャグラットの「ゲェェェ!」も良いね! サビ(らしきとこ)のベースもなかなか好き。 にしても、ドラムは化け物じゃ~。