ライブアルバムではなくライブコレクションですね。 色んな時代の音源を切り貼りしただけで統一感が無いので一枚まとめて聴く必要性は感じられませんが、 資料としてもっておいて損はないでしょう。 ただ最初のLivin' On Prayer~You Give Love A Bad Nameは同一ライブからのセレクトなので、 つなぎがカッコいいです。まあライブDVDで同じものが観られるんですけど。
このアルバムの曲はライブで全然やりませんね・・・良い曲多いのに。 確かに全体的にゆったりとしてアリーナバンドのライブにはふさわしくないのかな。 それでも屈指の完成度を誇るこのアルバムにもう少し光をあててほしいのは事実。 ネットワークライブでこのアルバム一枚丸々演奏するとか。 お気にの曲は「Somethihg For The Pain」「These Days」「Something To Believe In」 「(It's Hard)Letting You Go」あたりです。
タイトル曲はもちろん最高だし、ライブの定番"Rock The Night""Cherokee"も素晴らしい。 でも本当に凄いのはアルバム後半も全然テンションが落ちないこと。 従来の哀愁路線を継承する"Ninja"や"On To Loose"、 ポップな歌メロとは裏腹のずっしりとしたサウンドが魅力の"Time Has Come"、 リズミックなミディアムテンポが心地よい"Heart On Stone"など、佳曲の底力が 定番ソングを強力に援護している。 ミック・ミカエリのキーボードが良いアクセントになっていてマンネリ感を防いでいるのも○。
ただただ素晴らしいモンスターアルバム。 頭4曲抜けてて後半だれる? とんでもない! 後半もメロディの大津波は続きます。 特に"River Of Love"と"Eye Of A Stranger"はこのアルバムのハイライトと 言っても良いくらいの出来栄え。これだけ良い曲だけで固められているアルバム、 滅多にお目にかかれるものじゃありません。言うまでもなく全ての音楽ファン必聴!
彼らにとって最高の人気曲"Burning Heart"が収録されている2nd。 同曲が最高の名曲であることは言うまでも無いが、そのほかにも "Don't Give Up""Desert Song""Stars And The Moon""Pictures Of Love"等、 泣かせる曲が盛りだくさん。 サウンドはよりシンプルに、ギターはよりハードになるなど、前作よりロック色が 強くなっていると感じます。 ちょっと収録曲が多すぎる気がしますが、削っていい曲があるかと言うと特に見当たらない。 この辺りでも改めて彼らの底力を感じてしまいますね。
頭3曲のパワーが素晴らしい。尻上がりに調子を上げてくる1stとは違い、最初っから飛ばしていきます。 へヴィーな疾走チューンの"Reach For The Sky"、重厚なコーラスと腰の据わったリズムが魅力の"Rock You Tonight"、 極上ハード・ポップな"Sleeping With You"で勝負は決まったも同然。 一般的には1stの方が評価されているようですが、総合力では本作が1歩も2歩も上回っていると思います。 もちろんお約束のバラードもばっちり収録されており、老若男女問わず楽しめる好盤!