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H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200
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H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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WHITESNAKE - Slide It In - Guilty of Love (2003-11-15 23:46:46)

昔ポンキッキでやっていた「パタパタママ」に似ている。(わかる?)


HUGO - Hugo ★★ (2003-11-13 02:17:00)

この人は声質が最高に魅力的だ。
ハスキーで耳に優しく、それでいてレンジが広く、上のほうは結構抜けが良い。
表現力もいい。うまい。
その声で、ジャーニーっぽい、「透明な哀愁」を感じるメロディをなぞっているわけで、これは確かにたまらん。
ただ、メガメガさんもおっしゃっているが、ヴィニー・バーンズの弾くギターがどうにも暑くるっしくていけない。バッキングもうるさい。
彼のギターを「エモーショナル」と評する意見も多いが、個人的には、そう評するには、彼のギターはちょっとデリカシーに欠けると思う。
音程は上下しているが、なんというか、抑揚が足りない。
このアルバムをスティーヴ・ルカサーあたりが弾いていたら、凄かっただろうなあ。


STEVE VAI - Flex-Able ★★ (2003-11-13 01:36:00)

キャリアを重ねるにしたがってどんどん難解になっていくミュージシャンは多いが、
この人の場合、ソロ一作目(だよね?)のこれが、最も前衛的で難解だ。
このアルバムに比べれば、ほかの全てのアルバムはマトモだと思う。
アタマがおかしくなってしまいそうな、不思議なメロディ。
どこまで本気かわからないような、不協和音。
どうやっているのか、全くわからぬ変な音。
延々言葉をしゃべり続ける、宴会芸すれすれのギター曲芸。
ギターに限らず、ありとあらゆる手段を用いて、地球上の音楽と思えないような、まさに唯一無二の世界を描き出している。
このアルバムで表現したことを、以降のキャリアでわかりやすく謎解きしてくれているのではないか、そんな気さえしてくる、「奇人スティーヴ・ヴァイ」の最高峰。


KING'S X - King's X ★★ (2003-11-13 01:12:00)

以前、イングヴェイ・マルムスティーンとリッチー・ブラックモアが、口をそろえて「キングスXは良い」と発言していた事があって、そのときすぐに「これは早速チェックだ」とCD屋に走った。
で、買って帰った「イヤー・キャンディ」アルバムを聴いた僕は、妙に分厚いコーラスばかりが目立つそのあまりの退屈さに「一流ミュージシャンの考える事はわからんなあ」と、ヘンに感心したのだった。そこに、リッチーやイングヴェイに通ずる部分を、何も発見出来なかったのである。
以来、長らく「キングスX」の名前は忘れていたのだが、こないだ中古盤でこのアルバムが安く出ているのを見つけた。
モノはためしと買ってみた。
凄みの効いたリフ、エモーショナルなヴォーカル、強烈なフックをともなって展開するコード進行・・・。
かっこいい・・・。
これならリッチーが「良い」と評した理由も判る。
あのとき、「イヤー・キャンディ」ではなくこっちを手にとっていればよかったのだ。


MIKAEL ERLANDSSON ★★ (2003-11-11 22:48:00)

ああああ。
ぼちぼち出るねえ。「アーランドソン&マレツェク」のニュープロジェクト。
発売日までは死ねないな。


ERIC JOHNSON ★★ (2003-10-31 23:51:00)

足元に置くエフェクターの「向き」にまで拘る男、エリック・ジョンソン。
向きを変えると音が変わるのだそうで・・・(普通は絶対ワカリマセン)
全く、我ら凡人の耳を遥かに超越した、超人的聴覚の持ち主である。


PRETTY MAIDS - Sin-Decade - Please Don't Leave Me ★★★ (2003-10-31 22:44:14)

ケン・ハマーだったかのインタビューのなかで、この曲について、
「出来上がりがあまりに良すぎて、アルバムに収録するべきかどうか相当揉めた」
というような記述があった。
正直な発言が気持ちいいが、ある意味、確かにやめとくべきだった。
アルバムの全ての楽曲を、一瞬にして喰ってしまっている。
個人的には、「SIN-DECATE」は、この曲の印象しかない。
ほかの曲が悪いのではない。
これが凄すぎる。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst - Right Next to the Right One ★★★ (2003-10-19 16:50:25)

本国デンマークではTVドラマの主題歌に使われ、大ヒットしたそうな。
デンマーク人は趣味がいい。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst - Whispering at the Top of My Lungs ★★ (2003-10-19 16:43:20)

ブリッジのメロディーが天下無敵の響き。
壊れたフランス人形が踊っていそうな破壊的なサビがなんともすごい。
ティムのヴォーカルが素晴らしい。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst - Jump the Gun ★★ (2003-10-19 16:35:47)

奥田民生あたりが好きそうな(笑)ここちよい響きのロケンロー。
ワウを使ったティムのギターソロが大変よろしい。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst ★★ (2003-10-19 16:27:00)

世紀の天才ティム・クリステンセンのソロ2ND。
前作が、失恋の悲しみを100パーセント表現したアルバムとするなら、
このアルバムはもうすこし思慮深い、オトナな感じのアルバムだ。
DMLで時折みせたような、エッジの立った攻撃性はすっかり影をひそめているものの、
そのメロディーは相変わらす他の追随を許さない。
60年代風にアレンジされた音世界の中で、彼の紡ぎだす甘く切ないメロディが、
聴く者のハートをゲッチュー。(意味不明)
HRに拘るなら、もう彼に用はないかもしれないが、
ひとりの音楽ファンとして、全てのひとにおすすめしたい。


RAGE - Soundchaser ★★ (2003-10-18 20:21:00)

これはすごい。
「BLACK IN MIND」をしのいで、彼らの最高傑作だ。
かのアルバムで最高潮だった「歌謡的魅力」が見事に復活し、
ライブで大合唱間違いなしのサビメロをはじめとする、「歌ってサイコー」のパートがオン・パレード状態。
しかも、前作「UNITY」で花開いた、本格プログレメタラー真っ青のハイテクインストパートは今回も絶好調。つけいる隙がない。
演奏者のもつ能力を最大限引き出して、ありとあらゆるフックを盛り込んでいる。
「ベタなHMが大好きなリスナー」をガッツポーズに誘い込むお約束を随所に盛り込みながら、
決して聴き手に底を見せてしまわない、懐の深い作品である。
素晴らしい。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock - Child in Time ★★ (2003-08-21 21:31:05)

その昔、買ったばかりの新車の後輪をガツンと側溝にはめて、呆然と黄昏ているときに、カーステからこの曲のイントロが流れてきた事があった。「パッパパラパラパー」
思わず爆笑してしまったが、よく考えればすごい事だ。
あのメロディには周囲の雰囲気を一変させる程のパワーがあると言う事で。


VANDENBERG ★★ (2003-08-08 00:13:00)

上半身裸の上に白いベストを羽織って黒い大きな蝶ネクタイをするという、前代未聞の恥ずかしい衣装で、レスポールを高い位置に構えて弾いた人、エイドリアン・ヴァンデンバーグ。
後にも先にも、あんなカッコのミュージシャンは見たことがないわけだが、彼があの時期に生み出した音楽は、そのカッコ悪さを差し引いて尚、孤高の領域にある。
おねがいします。ヴァンデンバーグどの。
あの頃のステージ衣装をもう一度着ろとは申しません。
音楽性だけでも、戻ってきていただけないでしょうか?


FAIR WARNING ★★ (2003-08-07 23:51:00)

>5150さん
ぬぬぬぬ。
ホントですか?その話!
話を聞くだけでパブロフの犬状態になってしまった・・・。


ZENO ★★ (2003-08-07 23:45:00)

ジーノ・ロートのギターは素晴らしい。
ヘルゲ・エンゲルケのプレイなんか、ジーノのまんまコピーに聴こえてしまうほどだ。
天才的な兄の影に隠れてはいるが、コンテンポラリーなテクニックを吸収した、総合的技術力ではひけを取らない。たまにやる「クリケット奏法」(わかる?)もステキだし。
そろそろもう一枚、でないかなあ。


ANGRA - Angels Cry ★★ (2003-08-07 23:29:00)

僕は、「あーアあー」という例の「アンドレ・フェイク」(勝手に命名)がどうにも好きになれず、結局、「HOLY LAND」に軍配を上げてしまうほうなのだが、このアルバムも良く聴いた。
VIPERの「THEATER OF FATE」よりも若干哀愁メロディが後退したように思ったが、演奏技術は天地の差。特に、謎の「サジマ・ギター」を操るキコ・ルーレイロ氏のテクは、思わず笑ってしまうほど凄まじい。
クラシカル・スピードメタルの水準を押し上げた一枚だろう。
それにしても、アンドレ・フェイク、馴染めない・・・。


TIM CHRISTENSEN ★★ (2003-08-07 23:12:00)

おねがいです。日本に来てください。
チケット、3万円でも買いますから。


RICHIE KOTZEN ★★ (2003-07-28 23:17:00)

最も上手なギタリストは誰?と聴かれたら、彼の名前を挙げるかもしれない。
イングヴェイとかインペリテリの高速フレーズは、ヴァイオリンの特訓よろしく死ぬ思いで反復練習に励めばなんとかなりそうな気もする(?)が、この人の場合、物凄いスピードで走行している最中に妙なタメが入ったりするし、音自体があちこちへ飛ぶ。
スキップで100mを9秒で走っているのを見ているような違和感さえ覚えるほどの名人芸だ。
何気ないフレーズにもとんでもない業が秘められていたりするし・・・。凄い人だ。


BAD MOON RISING - Opium for the Masses ★★ (2003-06-22 23:25:00)

いや、それにしてもクーカイ殿とは趣味が合う(笑)
セカンドアルバムが酷評された事に腹を立てたカル・スワン渾身の一撃。
実は、僕もこのアルバムは愛聴している。
ファーストの頃に顕著だった英国風HRの薫りを期待すると若干肩透かしを食うが、
これはこれでイケルし、そもそも「ハードロック」の領域を一歩たりとも踏み外してはいない。
ダグのプレイもアクセル全開。フラッシーなパートでみせる抜群のスリル感は、彼の作品の中でも本作が際立っているように思う。
何度も言うが、ほかに消えるべきバンドはあった。


RAINBOW - Down to Earth - Eyes of the World ★★★ (2003-06-10 19:41:09)

「グラハム・ボネットの能力を100パーセント利用してロニー期の曲を書いてみました。」
という感じの曲で、中世風の雰囲気がなんとも勇壮だ。
グラハムは低域から高域まで、ワイドレンジを澱みなく使いこなしながら、難易度A級の歌メロをクリアしていく。
コージー・パウエルのドラムも装飾効果抜群。
ロスト・イン・ハリウッドの陰に隠れがちだが、アルバムの立派なハイライトだと思う。


COVERDALE・PAGE - Coverdale・page - Take Me for a Little While ★★ (2003-05-25 22:49:08)

このプロジェクトにおいてなぜにデヴィッドがあのような声で歌ったのかはナゾだが、
彼が「この曲を歌うためだ」と答えたとしたら、ぼくは深く納得するだろう。握手を求めるかもしれない。
それぐらい、この曲の雰囲気には、あのしゃがれた声がマッチしている。完璧だ。


SHADOW GALLERY - Carved in Stone ★★ (2003-05-25 22:31:00)

「ドリームシアターの、あの切羽詰った息苦しさが性に合わない」と思ったヒト、この程度ならいかがでしょうか?という趣だ。
メロディの質が、どっちかというとクサメタル寄りなので、欧州ヒロイックHMが好きだというヒトはDTやクイーンズライクよりも馴染めるかもしれない。
ただ、本当に彼らと肩を並べて語るには、何かが足りないような気がする。
ヴォーカルの歌唱力か?
演奏技術か?
いや・・・。
個性、かな?


OZZY OSBOURNE ★★ (2003-05-13 20:18:00)

ヘヴィロック界の偉人をひとり挙げろといわれたら、間違いなくオジー・オズボーンだ。
ブラック・サバスで脚光を浴びてから今日まで、彼は常に時代の最前線にあり、彼の名前は、2000年を迎えてなお、シーンにおいて「キーワード」であり続けている。
ジューダスも凄いし、アイアンメイデンも凄い。
ディープ・パープルも、ツェペリンも凄い。
しかし、めまぐるしく変化する時代のなか、柔軟に適応しながら、常に「帝王」として君臨してきたオジーの圧倒的な存在感には敵わない。
彼は、ヘヴィロックの象徴そのものである。


DAMN YANKEES - Don't Tread ★★ (2003-05-11 09:48:00)

これが1stより好きだってひと、結構いるはずだ。
彼ららしいバラエティに富む楽曲は、ぎゅっと密度の濃い作りこみで、さらに輝きが増しているように思う。
他人から作曲をせがまれるほどの天才二人、「ショウ・ブレイズ」が自分達のために書いたとっておきばかりで、アルバムとしてのクォーリティは非常に高い。


EUROPE - Prisoners in Paradise - Prisoners in Paradise ★★ (2003-05-07 02:11:18)

こういう素晴らしい曲が提供できるなら、もはやギターがジョン・ノーラムだろうがキー・マルセロだろうが、んなこたどうでもいい。
むしろ、この曲のイントロのテーマフレーズ、こりゃ職人芸ですぜ。
キー・マルセロ氏、いま何処?


THUNDER - Laughing on Judgement Day - Empty City ★★ (2003-05-07 01:45:31)

コレを聴いて、「ああ、なんて退屈な曲なんだ」と思う人もいるかもしれない。長いし。
だが個人的には、この曲の途中でスキップボタンに手を伸ばした事など、一度たりともない。
これは、心に冷たく流れ込む隙間風を、抜群の表現力で描き出した一大絵巻だ。
特にダニー・ボウズの歌は、カラダの芯まで、止め処なく染み渡る。ここまで見事な歌唱は、そうめったにお目にかかれない。脱帽。


THUNDER - Laughing on Judgement Day ★★ (2003-05-07 01:19:00)

信じられない事に、このアルバム、現在廃盤なのだそうです。
まあ、そりゃあね。BEHIND~とかに比べりゃ、多彩さ、充実度ともに一歩譲るかもしれん。
「英国産」の地味な一面が、思いっきり表面化してしまった一枚と言えない事もない。
しかし、これ、大英帝国の湿った感触を愛好する向きにとっては、まさにバイブルといえるほどの、「100パーセント霧のロンドン」な一枚だったのと違うか。えっ!?
・・・失礼。
とにかく、このアルバムにはEMPTY CITYとか、LIKE A SATELLITEとか、そういう大事な曲が入っている。
もし中古屋で見つけたら、即刻捕獲しよう。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out ★★ (2003-05-07 00:50:00)

25回ぐらいテープにダビングしたのかと思うほどの、奇跡的な音の悪さは特筆。
ノイズもひどい。ドルビーBだ。(意味不明)
肝心の内容の方が、あまりに素晴らしいから始末が悪い。
保存状態の悪い国宝級文化財のようなもので、これは専門のプロジェクトチームを組織してちゃんと復元作業した方が良い。必要なら小遣い叩いて寄付する。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice ★★ (2003-05-07 00:37:00)

ライキチさんに賛成。
次のセブンス・サイン以降は猛烈ヘヴィ・メタル路線まっしぐらなので、
すっきりと清涼感のある、軽めの味わいのメロディ・オリエンテッド作品として、これと、エクリプスには価値がある。
確かによく言われるとおり、15曲という「押し売り状態」のアソートパッケージには辟易とする。ライキチさんの言われるように、せめて11曲ぐらいにすれば、もっとピシッとまとまったはず。
だけど、それはどちらかというと贅沢な悩みだ。
一枚で4曲も5曲も聴き所があるアルバムなんて、他の誰に期待できる?
雑誌の評価等を信用して聴かず嫌いのヒトがいたら、ぜひ聴いてみてください。
凡百のフォロワーのいかなる「傑作アルバム」よりも、感動に近道です。


VICIOUS RUMORS - Welcome to the Ball - You Only Live Twice ★★ (2003-05-06 23:32:09)

パワーメタルのなかで一曲挙げろと言われれば、おそらくこれか。
展開の仕方もカッコいいし、歌メロも素晴らしい。
そして、全ての演奏が信じられないほどハイレベルで成り立っている。
何気ないバッキングのギターパート一つとっても、よく練られていて心地よい。
思わずニヤけるガッツポーズものの一曲だ。


THUNDER - Laughing on Judgement Day - Low Life in High Places ★★ (2003-05-05 01:18:23)

なんだか胸にぐっとくる、懐かしいような、切ないようなメロディ。
コレを聴いたとき、僕は何故か古びて朽ち果てた工場のようなものを思い浮かべて、たとえようもなく寂しい気分になった。
じめっと湿った質感。色彩感を失ったような、妙に心を締め付けるその感覚は、それまで味わった事のない不思議な寂しさだった。
「英国人特有の湿った味わい」と言い換えることが出来るか?
いや、WHITESNAKEにもFMにも、そんな感覚はなかった。
THUNDERだけが生み出した、それはそれは不思議な哀愁メロディだった。


RAINBOW - Down to Earth - No Time to Lose (2003-05-05 00:48:16)

グラハム・ボネットの「アハ」が好きだ(笑)


OZZY OSBOURNE - No More Tears - Road to Nowhere ★★ (2003-05-05 00:31:41)

これが収録された「NO MORE TEARS」は、当時「オジー現役最後のアルバム」と言われていて、もうホント、感傷的な気持ちでCDをトレイに乗っけたものだ。
アルバムも佳境にさしかかろうかという時に飛び出したこの曲のイントロ、冗談抜きで目頭が熱くなりました。
今聴くと、途中でヘヴィに展開するあたりが個人的には好きでなかったりするけれど、やっぱりぐっと来る雰囲気があって、あのときの感動がフラッシュバックしたり。
やっぱり、いいメロディだなあ。


VAN HALEN - For Unlawful Carnal Knowledge - Pleasure Dome ★★ (2003-05-05 00:17:53)

ありとあらゆる技を駆使して、だだひたすら「グルーヴ」を発生させることに集中した、という趣の曲。
エディは、ギターが放つ、ノイズも含めたあらゆる「音」を操り、聴き手のアドレナリンをじわじわ引き出す。
何も弾いていないときの「空間」までもが何かを訴えかける、それはまさに驚異の演奏。
同じように弾けるギタリストなどこの世にいない。
凄いです。


SCORPIONS - Taken by Force - The Sails of Charon ★★ (2003-04-28 02:41:08)

こういうギターのフレージング、空前の出来事だったのではなかろうか。
普通に弾いてちゃ、絶対思いつかないし、演ろうとも、演れるとも思わないだろう。
もし、ウリが「このフレーズは神様が降りてきて教えてくれた」と言ったとしたら、僕は完全に納得するし、その場で入信してもいい。
一体そのとき、彼に何がおきたというのか?!(ガチンコ風)


JOE SATRIANI - Flying in a Blue Dream - Flying in a Blue Dream (2003-04-28 02:22:27)

なんだろう。
この浮遊感。
なんだか寂しくなってくるような孤独感。
まさにタイトル通りの感覚を運んでくる。
この空間表現能力は、並みの人間にはおよびもつかない。
ジョー・サトリアーニ、恐るべし。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Mr. Crowley ★★★ (2003-04-28 02:13:05)

ランディ・ローズは悲劇的な最期を遂げたから伝説化したのではない。
この曲を残した時点で、殿堂入り、永久欠番決定。
計算し尽くされた線の一本一本を、一筆ごと魂を込めながらキャンバスにたたきつけて生み出される絵画のような、まったくつけ入る隙のない完璧なるアートの世界だ。


RAINBOW - Long Live Rock 'n' Roll ★★ (2003-04-28 01:55:00)

ロニーの残した全作品の中で、最も彼の歌メロに魅力のあるアルバムだと思う。
リッチーの天才的な閃きも全編で冴え渡っている
インストパートの張り詰めるような緊張感は前作に一歩譲るが、歌モノとしての魅力は凄い。
いまさらながら、これ、全HRファン必聴だ。


SPIRITUAL BEGGARS - Ad Astra ★★ (2003-04-22 10:38:00)

実はON FIRE、まだ聴いていませぬ。
というのも、このAD ASTRAを聴いたときの「どうにも消化不良な感じ」が、レジへと向かう足を引き戻そうとするのです。
いや。いいアルバムなんです。カラダ全体を揺さぶるかのような凄まじいグルーヴと、曲を展開させたときの強烈な右フックは、ハードロックが本来持つべき殺傷威力を完全に体現しています。楽器を武器に変えたようなサウンドです。
ただ、僕は80年代の過剰装飾気味サウンドを餌にして育ってきた世代なので、アモット兄さんの趣味と多少食い違うのでしょう。どちらかといえば、弟、クリストファー君の方が世代が近い。よって、ARMAGEDDONはど真ん中ストライクです。
とはいえ、やはり凄いアルバムです。
いずれON FIREも聴きたいのですが、お小遣いが少ない・・・。


JONAS HANSSON ★★ (2003-04-08 10:13:00)

アルカトラス再結成の話が暗礁に乗り上げた事から派生したプロジェクト、それが「ヨナス・ハンソン・バンド」だ。
だれの発案かは知らないが、アルカトラスのギタリストにヨナス・ハンソンを起用しようとした見識には恐れいる。
もしもそれが実現していたら、初期アルカトラスの雰囲気を色濃く映し出した、素晴らしい哀メロHRアルバムが出来上がっていたに違いない。
惜しい。


JONAS HANSSON - SECOND TO NONE ★★ (2003-04-08 10:02:00)

SILVER MOUNTAINのブレイン、ギタリストのヨナス・ハンソンが「ヨナス・ハンソン・バンド」として発表した2枚目のアルバム。
ストレートな哀愁HRで、ヨナスと専任ヴォーカルが半々でリードヴォイスを分け合っている。
声質が似ている事もあって違和感はないが、それほど上手でもないヨナスがなぜに半分も歌ったのかはナゾだ。
ともあれ、ギターに関しては個人的にかなりツボ。
哀愁メロディにより絶妙に構築された、一度聞いたら確実に口ずさめる「歌える展開」のギターソロは、もはやこの人ぐらいにしか求める先がないほど貴重。
誰にでもお勧めできる作品ではないが、僕は愛聴している。


RAINBOW - Stranger in Us All ★★ (2003-03-04 12:55:00)

80年代後期からHRを聴きはじめた僕にとって、リアルタイムに生きるリッチーはすでに「過去の人」だった。
「SLAVES AND MASTERS」はいいアルバムだったが、手癖一発のソロイングや、大人の薫り漂う落ち着いた作風に、「ロックミュージシャンが歳をとること」をちょっと寂しく考えさせられたものだ。
「BATTLE・・・」の時は本当に悲しかった。過去の作品が何枚もマイ・フェイバリットとして君臨していただけに余計つらかった。
そんななか、このアルバムを聴いた瞬間、爆発的に血圧が上昇した。
「盆と正月と誕生日とクリスマスがいっぺんに来て、ついでに奥歯の異物がとれた」
ぐらいの猛烈な感激だった。
冷静に過去の黄金作品群と比較して、「80点だな」などと評価する人もいるが、そういうレベルの話ではない。
ぼくにとっては、この作品ほど、深い思い入れのあるアルバムはない。


RAGE - Black in Mind ★★ (2003-02-18 10:06:00)

RAGEの金字塔。
歌謡的魅力に溢れた素晴らしい歌メロが全編にわたって炸裂する。
魅惑のフックがいたるところに仕掛けられていて、聴き手は
1分たりとも退屈しない。
これでギターソロにもう少し味があったら、とんでもない名盤に
なっていたはずだ。


MIKAEL ERLANDSSON - The 1 - It's Alright ★★ (2003-02-18 09:54:38)

「スクールウォーズ」とか「ヤヌスの鏡」を連想したのは僕だけか?
くっさいくっさいイントロのギターメロディを聴いた瞬間、気分は
青春真っ只中。思わずラグビーボールを追いかけそうになる。
いやいや。貶しているわけでは断じてない。最高です。
しかし聴き手を選ぶかもなあ。


RAINBOW - Bent Out of Shape ★★ (2003-02-07 14:49:00)

RAINBOWの作品の中で最もメロディアスなアルバムで、全体を独特の空気が包み込んでいる。その気品さえ漂う空気感が、アルバムを一枚通して聴いたときの流れを素晴らしいものにしている。
これほどアルバムとしての完成度が高い作品は、コンセプト・アルバムの中にもそうはない。


BBM - Around the Next Dream ★★ (2003-02-07 14:28:00)

ナイトドライブに最高のお供、その2。(その1は僕の発言から検索してね。)
CREAMの3分の2とゲイリー・ムーアが合体した、ブルーズロック・プロジェクト。
「WHITE ROOM」そっくりの①には驚いたが、クリームのような「壮絶な即興の応酬」という趣はなく、非常に渋いロックをじっくりと聴かせてくれる。
「渋い」という言葉に騙されて「退屈」な作品を掴まされる事はよくあるが、この作品は退屈とは無縁。やはり随所で出現するメロディのよさと、ジンジャー・ベイカーの心地よくスウィングするリズムのおかげか。ジャケットで確認する限りでは、ほとんど点滴と杖が似合いそうなぐらいのよぼよぼおじいちゃんに見えるが、この人は本当に凄い。
ゲイリーのプレイは楽曲を重視してか、若干抑え気味。しかし音数は減ろうとも、放つオーラは変わらないし、他の誰かで代役が務まるようなプレイでもない。
大人のための、贅沢なアルバムである。


FIREHOUSE - Good Acoustics ★★ (2003-02-04 01:21:00)

アコースティックで演奏してその良さが際立つバンドといえば、彼らだ。
ホント、味わいがあり、なんだか心癒される素晴らしいメロディの数々は、
水を得た魚の様に生き生きとしている。
あえてギターソロにエレキ部分を残したビル・レバティの見識にも拍手。


RIOT V - The Brethren of the Long House ★★ (2003-02-04 00:37:00)

ライオットのアルバムのなかで最も好きな一枚。
雰囲気のあるオープニングが、作品世界へと自然にいざなってくれるし、
メロディーに力があって、最後までダレない。
一つのテーマにこだわって作った結果が、作品を引き締めた感じがする。
好きな曲は他にもいっぱいあるが、アルバムならこれだ。


STEVE MORSE - StressFest - 4 Minutes to Live ★★★ (2003-01-27 00:08:57)

神聖なる鼓動を思わせる、ゆったりとしたバスドラムが響く中、スティーヴのえもいわれぬ美しいギター・トーンが神秘の音色を奏でる。
生命力に満ちたヴィヴラートの波長が、紺碧の空間をぬくもりで満たしていく。
・・・ああ、これは素晴らしい。
なんというギターを弾くのだ、彼は。


UFO - Sharks ★★ (2003-01-06 14:03:00)

02年のベストアルバムに投票しておいてこういうのもなんだが、
はっきり言って傑作とは言いがたい。
全体的に歌メロに起伏が無いし、コード選びにマジックも感じられない。
しかし、時折大爆発を起こすマイケルのギター・メロディーが至福の一瞬
(ほんの一瞬)を運んできてくれる。
その一瞬の為に、長い長い「前フリ」を我慢できるか?
これがこのアルバムの評価の分かれ目だ。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll ★★ (2003-01-06 10:31:00)

キャッチーな歌メロ。
火傷しそうな程に熱い歌唱。
存在感抜群のギター・バッキング。
そして古今東西、最強最高のギターソロの数々。
これ以上のメロディックHR作品を、僕は知らない。


SPIRITUAL BEGGARS ★★ (2002-12-17 02:04:00)

クリストファー・アモットのARMAGEDOONのところに、「兄のスピリチュアル・ベガーズよりも日本のファンに受けるだろう」って書いたら、こっちの方が数倍爆発してしまった。たははは。
「判りやすい」のは明らかに弟の方なのだが、70年代のHRルーツを、その精神性にまで踏み込んで解釈しなおし、現代音楽シーンの中にあっても埋もれてしまわない新鮮な切り口で復活させたマイケル兄やんに、多くのファンが「HR再浮上の希望」を見出した、というところだろうか。
B!誌の大プッシュも、単に彼らの音楽のクォリティが高かったから、という以上の、戦略的意図を感じた。
たしかに、もはや70、80年代の「古き良き」HR/HMをトレースするだけでは、我々のようなオールドファンを喜ばす事しか出来ず、結局シーンの弱体化を食い止めることは出来ない。その点、HRの達人、マイケル・アモットはさすがに上手い。この音楽ならば、それなりの映像を与えれば現行のMTVで流れても違和感がないし、しかも我々のような典型的HRファンにも充分アピールできる。
アメリカで本格的にプッシュしてもらえないかなあ。


DEEP PURPLE - Shades of Deep Purple - One More Rainy Day ★★ (2002-12-16 00:41:25)

おおお。
確かにこの曲はイイですね。HRでは断じてないでしょうが。
ロッド・エヴァンスは非常に味のあるシンガーだと思います。


WHITE LION - Big Game - Little Fighter ★★ (2002-12-15 00:59:52)

曲自体はオーソドックスなキャッチーソングなのだが、ギターソロがたまらない。
ヴィト・ブラッタはこういう組上げられたソロを弾かせると天下一品だ。
彼は今どこにいるのだろう。誰か彼を呼び戻してきてください。
当時彼を正当に評価できなかった事を、みんなで謝ろうじゃないか。


WHITESNAKE - Lovehunter - We Wish You Well ★★ (2002-12-06 00:43:55)

究極の瞬間芸。
この感動的なメロディを、さらに発展させて長い一曲にしようとせず、
おいしいこの部分だけを小作品にまとめたのは本当に見識。
名盤のトリを務めるにふさわしい、後味爽やかな「食後のデザート」だ。


WHITESNAKE - Lovehunter - Outlaw (2002-12-06 00:34:52)

この曲、なんと、バーニー・マースデンが歌っている。
「ホワイトスネイクのリードヴォーカル」を任せてしまうとは・・。
この頃のWSがいかにバンドとして結束していたか、
そしてデヴィッドの心にいかにゆとりがあったかを物語っている。
肝心の曲だが、これがまたいい。特に芸はないが、歌メロがいい。
次の曲が始まった瞬間、「やっぱりデヴィッドは上手いなあ」とか
思ってしまうにしても。(あ・・・。ひょっとしてそれって作戦?)


WHITESNAKE - Lovehunter - Mean Business (2002-12-06 00:27:46)

B面一曲目。アップテンポな御気楽HRナンバー。
ポップな味で、楽しく安心して聴ける。
ジョンのオルガンソロが秀逸。即興でひとしきり遊んだ後、
転調してちょっとクラシカルなキメを入れて、ピシッと締めている。
イイ。


WHITESNAKE - Lovehunter ★★ (2002-12-06 00:21:00)

「古きよき時代の」ホワイトスネイクが、ジョン・ロードを迎えて作成した充実期の傑作。
イアン・ペイスがまだいないのでドラムは地味だが、タメ気味の演奏がブルージーで、なんだかほんわか。いい感じだ。
しかし何がイイって単純に曲がイイ。アグレッションはないが、どれをシングルカットしてもいいぐらい、聴いて安心、素晴らしい歌メロのブルーズロックが並ぶ。
ジョンのオルガンは効果抜群。時折サクっと切り込んでくるオブリが秀逸。この人はやはり天才だ。
ミッキー・ムーディ、バーニー・マースデンの二人も素晴らしくカッコイイソロを弾く。HRギタリストは、彼ら以上に上手く弾く必要はないのではないか、とか思ってしまうほどだ。
若干ポップ味のある渋いブリティッシュHR、これは最高に好きだな。


RAINBOW - Down to Earth ★★ (2002-12-01 02:18:00)

物凄く乱暴に言うなら、ドラマティクで大仰なHRから、普遍的な魅力のあるメロディックHRへと移行する端境期の作品で、水も油もごちゃ混ぜの楽しさがある。
で、それが散漫な印象にならないのは、グラハムの超個性的ヴォイスのおかげ。
天才戦略家リッチー・ブラックモアの高度な計算は、このあたりでも真価を発揮している。


RAINBOW - Rising ★★ (2002-12-01 02:02:00)

出来うる限りの大音量で聴きましょう。


JUDAS PRIEST - Painkiller - A Touch of Evil ★★★ (2002-11-28 00:27:50)

「HMギターソロお好みテープ」(おっと、いまならMDか?)を作るとしたら、間違いなくB面1曲目だ。
アタマからケツまで、完璧にアレンジされた雰囲気抜群の曲の中で、堂々と登場するグレンのソロは、貫禄充分。もはや僕ら小物はひれ伏すしかない。「もうしょうもない屁理屈は言いません。だから許してください。」状態。
テクがどう、泣きがどうといった、ギターソロにおける「各論」を木っ端微塵に粉砕してくれる。


PINK CREAM 69 - Sonic Dynamite - Let the Thunder Reside (2002-11-27 01:26:01)

ドラマティックなバラード。
なんだかもうひと捻り欲しいような気もするけれど、デヴィッドの歌唱がスバラシイので唸ってしまう。
相当難しいと思うぞ。この曲歌うの。


PINK CREAM 69 - Sonic Dynamite - Seas of Madness ★★ (2002-11-27 01:09:16)

アコースティック・ギターの哀愁溢れるイントロ、PASSAGE TO HOPEから続く、事実上のオープニング・ナンバー。
切れ味鋭いメタリックなリフに乗っかる疾走感が気持ちいい。例によってサビのメロディは共に歌えるキャッチーなもので、これがまたなんともイイ。
ギターソロの導入部の、ちょっとリッチー・ブラックモアみたいなキメフレーズもあって、実に心地よい曲である。


PINK CREAM 69 - Sonic Dynamite ★★ (2002-11-26 23:09:00)

ELECTRIFIEDを聴いて大変爽快だったので、続くこの作品も買ってみた。
いやはや。
もはや私はPC69の完全なる虜だ。
前作よりもさらにヒートアップしたメタリックな作風の中で、爽快なメロディがさらに心地よく響く。
音質が抜群にいいので、作品世界にどっぷりと浸れるのも大いなる美点だ。
それにしてもデヴィッド・リードマン、この人、個人的にはダントツに好きだ。
高音域になっても全く耳に突き刺さるような不快さが無い、めちゃくちゃ心地よい声質を持っている。そのうえ表現力が半端ではない。さらに1セントたりとも音程を外さない完璧な安定感。
ああ。
このヴォーカルに出会えてよかった。
このアルバムはしばらく手放せないな。


COZY POWELL - Tilt - The Blister ★★ (2002-11-26 01:52:17)

この曲は凄い。何が凄いって、ゲイリー・ムーアのギターが凄い。
のけぞるほどの壮絶なラッシュである。
コージーのドラムもそれに影響されてか、これまた猛烈な手数だ。
火の玉のようなインストである。


IAN GILLAN - Scarabus ★★ (2002-11-26 01:07:00)

ポップで、キャッチーで、おしゃれで、ヴォーカルに味があるロック。
イアン・ギランは決してギャアアと叫ぶだけの能無しではない。
イアン以外のメンバーには見知らぬ顔が並んでいるが、そんなことはどうでもいい。
多彩なメロディとリズム、工夫を凝らした曲作り。
楽しい一枚だ。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★ (2002-11-25 03:04:00)

HM史に残る名盤○傑、とかいう企画があれば、10か、いや、5傑には最低残るであろうアルバムなので、いまさら何をという感じなのだが、オジーのもっているもの全てと、ランディーの天才的センスが化学変化を起こして、誰が聴いても衝撃を受ける物凄い作品に仕上がっている。当時、全米の音楽キッズを完全K.O.した様子は、現在第一線で活躍しているミュージシャンのインタビューなどでよく触れられているが、その後のシーンに与えた影響という意味でも、こいつは特別だ。


ZENO - Zeno ★★ (2002-11-25 02:29:00)

僕はLISTEN TO THE LIGHTを聴いてからこちらを聴いた。
それで、LISTEN TO~のところでマイケル・フレクシグを酷評しているのだが、驚いた。
水晶のような、と形容されたのは、このアルバムでの歌唱のことだったのかと納得。確かにこれなら、水晶のようだと言える。圧倒的な透明感だ。このあたり、やはり歳には勝てないか。
それと、ジーノのギターがすばらしい。
LISTEN TO~もプレイは確かにいいが、ミキサーにギターをじかに差し込んだかのような白々しい音質が気にはなっていた。ところがこのアルバムの音はいかにもアンプが咆哮しているような生々しさがあり、魅力的だ。
ところで、ここ日本で大爆発したフェア・ウォーニングは、このZENOの直系子孫であるという事実がもう少しひろく知れ渡れば、確実にこのアルバムはもっと売れるだろうし、それを納得させるだけの内容を十分に持っていると思う。


RICHIE SAMBORA - Stranger in This Town ★★ (2002-11-22 01:50:00)

ナイトドライブに最高のお供。
1枚通して大人の味わいがある渋いロックが聴ける。
そう書くと、ブルーズ一辺倒の退屈な印象を受けるかもしれないが、そこはそれ、かのBON JOVIのキーマンだけのことはあって、理屈ぬきで楽しめるメロディをがっちり確保している。起伏に富んだ構成も見事で、アルバム1枚一気に聴きとおせる。
とくに後半怒涛の名曲連発は凄まじい感動。「FATHER TIME」は聴くたび眉間にしわがよる。しわしわだ。
買って損なし。見つけたらゲットだ。


WHITESNAKE - Slip of the Tongue - Wings of the Storm ★★★ (2002-11-22 00:59:19)

VANDENBERGの曲をデヴィッド・カヴァーデイルが歌っている。と、まあ単純に言えばそういう曲で、それはすなわち最高のHRソングであるという事を意味する。
サビのメロディなど、デヴィッドが歌うなんて考えられないような北欧系の清涼感あふれるもので、スバラシイ。これははっきり言って超名曲だ。
間奏の構築感も非常に素晴らしく、このコード進行なら誰がソロをとってもカッコよく仕上がるだろう。スティーヴ・ヴァイも彼特有のヴォイシングで最高の素材を料理している。
上の方でもおっしゃっているが、これのエイドリアン・バージョンは是非聴いてみたい。


IAN GILLAN - Toolbox ★★ (2002-11-13 02:16:00)

イアン・ギランは何かにつけ槍玉に上がってしまうけれど、この人は才能あるミュージシャンだ。
肩肘張らないルーズな歌メロと強烈なシャウトのギャップが面白いが、このアルバムではそれを上手く使い分けて、魅力的なヴォーカル・アルバムに仕上げている。
メロディが爽やかで垢抜けているのも非常に良い。
これがギラン本来の持ち味だとするなら、彼は断じてDPでやるべきではない。いい意味で。


RAINBOW - Bent Out of Shape - Can't Let You Go ★★ (2002-11-12 00:48:08)

ジョーの絶唱が胸を締め付ける極上哀愁ソング。
リッチーのソロがまた最高で、凄まじく味わい深いメロディーが堪能できる。たぶん即興だと思うのだが、一瞬のひらめきでこういう奇跡に近い仕事が出来てしまう彼の才能には、ホント、脱帽するしかない。


RAINBOW - Rising - Tarot Woman ★★★ (2002-11-12 00:40:06)

この曲は出来る限り大音量で聴くべきだと思う。
コージー・パウエル入魂のドラミングが一発一発と内臓に響く。
バンド一丸となって重戦車のようにずんずん進む迫力と、魅惑の歌メロが融合した、凄い曲である。


YNGWIE MALMSTEEN - Rising Force ★★ (2002-11-09 02:34:00)

天才イングヴェイ・マルムスティーンの記念すべきファースト・ソロ・アルバムは、彼が幼い頃からずーっと暖めていた構想を一気に具現化した一枚であり、そういう意味では協奏曲「新世紀」に匹敵する、エポックな作品である。しかも構想の実現レベルはこの時点ですでに完成形。決して「意あって力足りず」で終わっていないから凄い。(新世紀のほうは若干詰めが甘い気がする)
だから、その後の彼のHR作品にこのレベルの仕事を求めるのは酷だ。
何せ作品に費やした実質の時間が違いすぎる。
一年1枚のハイペースでは、二度と「ブラック・スター」は作れないと思うのだが・・・。


MICHAEL SCHENKER GROUP ★★ (2002-11-01 00:59:00)

マイケル・シェンカーは、歌メロには一切関知しないという凄まじいギター野郎である。
よって、手を組むヴォーカリストによって作品の色はがらりと変わる。良いように解釈すれば、一粒で何度もおいしいミュージシャンであるが、作品の品質がばらつくのは、如何ともしがたい。
個人的には、ロビン・マッコーリーは、素晴らしい表現力といい、ハスキーな声質といい、抜群だった。「PARFECT~」と「SAVE~」は、きらびやかなLAメタル臭が若干強すぎたと思うが、「M.S.G.」は名盤だと思う。
ロビン脱退後は、歌メロの地味さに足を引っ張られるようにずるずる後退。
(そりゃそうだ。歌メロが魅力的だからこそ、マイケルが裏で奏でるメロディーに説得力が増すというものだ。)
しまいには「やっぱりゲイリー・バーデンが一番良かった」などという「暴言」が一般論としてまかり通っているような現状である。
あえて言おう。
ロビンともういっぺん演る気、ない?


MCAULEY SCHENKER GROUP - M.S.G. - What Happens to Me ★★ (2002-11-01 00:27:42)

「M.S.G.」収録曲について語るのは何度目かなあ。
アルバムを是非買ってほしい・・・
さて、この曲のエンディング・ギターソロは凄い。壮絶な感情表現である。「なにもそこまで」といいたいぐらいだ。
フェイドアウトしていくのだが、「待ってくれー」と叫びたくなるほど聴き応えがある。
マイケルに「魂が抜けた」なんていったのは誰だ?
連れてきたまえ。ヴォリューム10でこれを聴かせてやるから。


CATHEDRAL - The Ethereal Mirror - Midnight Mountain ★★★ (2002-11-01 00:13:14)

軽やかにヘヴィー(??)なドラミングが心地よい、彼らにとっては異色の疾走チューン。はっきり言って、カッコイイ。
キャッチーなサビと手拍子がサイコー。
ドゥーム色の強い曲が並ぶアルバムのアクセントとしてもいい働きをしている。達人の技だ。


RAGE - Black in Mind - Sent by the Devil ★★★ (2002-10-31 01:14:23)

耳について離れない、個性的でカッコいいメロディーを伴って疾走するHM。
「歌えるサビ」も最高だ。
この曲をふくめて、BLACK IN MINDは名曲ぞろいの名盤。
買って損なし、と、声を大にして言っておきたい。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow - Money (2002-10-31 01:00:43)

人をくったような、チャラけたユーモアセンスが、カイ・ハンセンの個性でもある。
この曲、マニマニのオモシロさで全てが終わってしまいそうだが、よく聴くと物凄くメロディーが凝っていて、音楽的才能無しには作りえない作品だ。
収録アルバムは、今聴くとさすがに時代を感じる曲が多いが、この曲のインパクトは未だに強烈。


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti - Decadence Dance ★★ (2002-10-31 00:51:51)

何はともあれ、EXTREMEは、こういうノリのHMを「発明」したという点において十分価値あるバンドだった。
ヌーノのバッキングとオブリは最高にクールだし、リズム隊も鉄壁だ。
「ファンクメタルのオーソリティ」に徹底していれば、もっと長生きできたものを・・・惜しい。


RICHIE SAMBORA - Stranger in This Town - Father Time ★★★ (2002-10-31 00:11:28)

良質のメロディーと最高の演出。
こみ上げてくる熱い思い。
これを聴いて泣け!


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Crazy Train ★★ (2002-10-23 20:57:50)

楽器屋さんの試奏コーナーから聴こえて来るギターリフ、世界第一位。(笑)
(ちなみにブリッジミュート気味に弾くヒト、雰囲気ないからやめましょう)


GUNS N' ROSES ★★ (2002-10-22 01:44:00)

サマーソニック02・・・
メロコア、メロパンク、ミクスチャー、ヒップホップ。現在ロックシーンのメインストリームを代表するバンドたちがひしめく中で、堂々ヘッドライナーを務めたGN'R。
正統的HRが隅っこに追いやられている現在のシーンの中にあって、彼ら(彼?)の存在はむちゃくちゃ頼もしい。
そういえば、きらびやかで過剰装飾気味なHRシーンを、アウトロー的カッコよさとシンプルなノリでおもいっきり蹴り飛ばした彼らこそが、全ての始まりだったのかもしれない。
ウィザーのファンも、オフスプリングのファンも、ドラゴンアッシュのファンでさえ、「カッコいい!!」と口をそろえるガンズの圧倒的存在感。
「いかにも現代風」な若者がアクセルのカッコよさに震えるその姿に、ぼくは感動を禁じえなかった。
僕は声を大にして言いたい。
「GUNS N' ROSESはハードロックバンドだ!まじりっけなしのピュアロックバンドだ!!わかったか、おまえら!」と。


PANTERA ★★ (2002-10-16 02:40:00)

まさか「この音」が、世界中を席巻してしまうことになるとは思わなかった。
しかしだ、
ヴォーカルのアグレッションや曲調は真似できても、凡百のフォロワーたちが今もって全く太刀打ちできていないのが、ギロチン級の切れ味を誇る、超暴力ギターと、スゴイを通り越してコワイぐらいの、精密かつタイトなドラムである。
これはうわべだけ「パンテラ化」していては絶対に再現不能。むっちゃくちゃ修練を積まねば到達できない領域だ。
そして・・・
PANTERAの魅力は、じつはそこに負うところが大きいと思うのだ。
だから、パンテラは好きだが、「パンテラみたいなバンド」には魅力を感じない。


THIN LIZZY ★★ (2002-10-16 02:23:00)

フィル・ライノットのカッコよさは本物だ。
なにが良いって、独特の世界を生み出す歌詞が最高。
しかも韻の踏み方とか、歌メロへの言葉の乗せ方が飛びぬけてうまい。
呪文のような歌唱が、凄いグルーヴを発生させている。
シン・リジィはメロディアスだ、という風評を聞いて、なんだかピンとこなかった僕。
「この歌のどこがメロディアスなんだ?」と。
しかし最近、フィルの歌のカッコよさに吸い寄せられるように、作品にハマっている。
インストパートのメロディーのよさも、際立って聴こえてきた。
このところ、無性にカッコいいと思うバンドである。


MEGADETH - Cryptic Writings - She-Wolf ★★★ (2002-10-16 01:46:02)

デイヴ・ムスティンは天才である。
耳を惹きつける強烈なフックをもつ、歌謡的魅力に溢れたHMをやらせたら、この人と、ピーヴィー・ワグナーは双璧だ。
この曲は間違いなく、超の付く名曲。歌メロの味わい深さが半端ではないうえ、曲展開とギターハーモ二ーが素晴らしい。
隙間のあるシンプルな音作りも好ましい。ごちゃごちゃとうるさいだけの、混沌としたヘヴィー・サウンドは大嫌いだ。


DAVID COVERDALE - Into the Light - Wherever You May Go ★★ (2002-10-11 00:07:03)

その時期にしか出せない声、というのが確かにある。
低域から深く染み渡るような「ディープ・ヴォイス」が、熟年期デヴィッド・カヴァーデイルの、特質。
若い頃から、こういったレンジは得意としていたが、ひたすら渋いこの深みは、今世紀に入って、さらにまろやかに響くようになった。
そんな彼の声質を、最大限に引き出すのがこの曲。
ひたすらに優しいメロディーのこの曲は、微かにかかる記憶の霧の向こうで、母と幼い娘が手を取り合っているような、そんな柔らかな雰囲気を持っている。彼のキャリアの中でも、かなり異質の部類に入る曲だが、現在の彼の魅力を伝えるには、これ以上の曲はない。


UFO ★★ (2002-10-09 00:41:00)

SHARKSの裏ジャケの、マイケル・シェンカーのカッコが凄い。
ZZ TOPみたいなひげ、ニットの帽子、ノースリーブのフリースジャケット、二の腕には茨の刺青。しかもなんと、額にHUNTER×HUNTERの「団長」みたいなワンポイント刺青まで入っている。
圧倒的にヘンである。
他のメンバーの姿があまりにも普通のナイスミドルなだけに、余計に目立つ。
一体どうしてしまったというのだ?あまりにエキセントリック過ぎるじゃないか。
何かが起こる予感がするなあ。


DIO ★★ (2002-10-08 11:57:00)

いちおう確認しておきたい事は、DIOがアメリカで売れたバンドだということだ。
全盛期なら、アメリカ中どこへ行ったって紙ふぶきの嵐。「顔面VISAゴールドカード状態」だったというのに・・・。
「過去の人」になるのがどれほど切ない事か、「あの有名人は今」系のTV番組を見ていればわかるだろう。
悪い事も面白い事もしていないのに、世間から笑われちゃうんだぞ。ひゃー。
なまじ大きな成功を手にしただけに、そのリバウンドを恐れたロニーの気持ちはよくわかる。本当はドラゴンが好きでも、そんな顔をしちゃいかんのだ。これは結構つらい戦いである。
そんな、恐ろしいドツボにはまって、一時は全てを失いそうになったロニーだが、最近あきらめが付いたのか、好きな事を存分に楽しんで余生を送ることに決めたようだ。
老いてなお、精力的な彼をして、「最前線で戦い続けている」という表現もあるようだが、僕には、「最前線から一歩弾いて気楽にやっている」ようにも見える。
大好きなドラゴンや魔術師の歌を思いっきり歌ってください。
僕らもそれが大好きなのです。


BLACKMORE'S NIGHT - Under a Violet Moon ★★ (2002-10-05 08:28:00)

ブラックモアズナイト最高傑作はこれだ。
いいや。絶対これだ。
FOOL'S GOLD一曲のために3000円払ってもいい。
タイトルチューンも素晴らしい。
POSSUM GOES TO PRAGUEはリッチーのアコギ・プレイの最高峰だ。
とにかく、このアルバムを聴けば、リッチー・ブラックモアがHRの世界で生み出してきた、数々の「フックに満ちた名演」のカラクリが解る。
一瞬のひらめきによる素晴らしきコードチェンジ・マジック。
その刹那、まさに、「あの瞬間」と全く同じ感動を味わえる。


PAUL GILBERT ★★ (2002-10-04 14:38:00)

この人は、常に「おもちゃを手にした子どもの精神」である。
イングヴェイに「凄い!!」
ワイルドハーツが「カッコいい!」
TVには「出たい!!」
そこには一切、斜に構えたような所が無く、自分がCOOLだと感じたものに真正面から思いっきり体当たりしている。
カッコつけたミュージシャンが溢れかえるなかで、彼のような存在は貴重だ。
このままお茶の間にどんどん進出してもらって、HRのCOOLさを世間にアピールしていってもらいたいなあ、とか思う。素直に。
プレイに関しても、多分この人は、子どもがTVゲームに夢中になるように、ギターに対して恐ろしいほどの集中力を発揮しているのだと思う。その上手さには非常にマニアックなにおいを感じる。
「プレイに情感が欠ける」とか言う批判もあるだろう。
ゲイリー・ムーア的見地からすれば、確かにそうかも知れないが、なにもギタリスト全てが大揺れのハンド・ヴィブラートを決めなければいけないということは無いし、それが感情表現の全てでもない。
彼のプレイには、しゃきんと背筋の延びた、ピリっとした雰囲気があって、それはそれで心地よいし、楽曲によってはこれ以上ないくらい綺麗にハマる。
ぼくは、彼が結構好きだったりするのだ。


ULI JON ROTH - Prologue to the Symphonic Legends - Starlight ★★ (2002-10-04 02:40:29)

本当は星三つ、余裕で獲得できるほどの、圧倒的に美しい曲なのだが、マイケル・フレクシグのヴォーカルが苦しくって仕方ない。
いいシンガーなのだが、ちょっと無理させすぎたようで、ギリギリ搾り出す高音がコミカルなほどに辛そうである。
適任シンガーでリメイクしてほしいなあ。


ULI JON ROTH - Transcendental Skyguitar ★★ (2002-10-04 02:20:00)

これほどいい加減に音源を寄せ集めただけの作品が、ちゃんと高レベルの評価対象になってしまうというのは凄い。まさに孤高の存在である。
ラフスケッチやデッサンが高値で取引される画家のような、そういうレベルの存在だということだ。
しかしこのような中途半端な作品を立て続けに発表していて、大丈夫なのか?
ファンとしては、彼の音ならどんな形でも聴ければ嬉しいが、断片的にちょろちょろと音源を切り売りしていくようなやり方は、決して本人の望む所ではないだろう。
商売と創作活動のあいだで板ばさみになって、イライラしているウリの姿が想像できてしまう。
「レコード会社との約束もあるし、仕方ないから、そのへんの音源を集めてみるか。」とかいうことで、手間のかかる編集作業に労力を費やしていたとしたら、時間がもったいないので、それはいいから腰をすえてメロディックHR作品の完全版を作ってください、と言いたくなる。


ULI JON ROTH - Prologue to the Symphonic Legends - Winds of War ★★★ (2002-10-04 01:40:57)

ドラマティック。
この曲のためにその言葉は存在する。
壮大な宇宙空間にひとすじ突き抜けていく白いレーザービームのように、ウリのギターが飛翔する。
こういうヒロイックなカッコよさは、人前で大音量で聴くのはさすがに恥ずかしいが、背筋から湧き上がる興奮の波を、どうしても抑える事が出来ない。
緩む口元、握るこぶし、粟立つ肌、熱き目頭。
そういう曲である。


ULI JON ROTH - Prologue to the Symphonic Legends ★★ (2002-10-04 01:21:00)

プロローグ

・・・・・
・・・・・
・・・・・
って、本編はまだかい!!!(笑)
このアルバムは「ほんのさわり」という中途半端な内容のものだが、その時点ですでに、向かうところ敵なしの美旋律HR作品に仕上がっている。
マイケル・フレクシグの歌唱が一部相当苦しいのと、バックの演奏があまりにも機械じみていることが玉に瑕だが、そのあたりを改良し、さらに楽曲をずべてそろえた「完全版」が発表されたとしたら、ぼくはいくら払っても惜しくは無い。


ULI JON ROTH ★★ (2002-10-04 01:02:00)

批判覚悟で言わせてもらうなら、ウリ・ロートは、長い長いソロ活動において過去一枚も「マトモな」作品を発表していない。
エレクトリック・サン時代は、本人による歌唱が作品に決定的打撃を与えているし、復活後の一枚目は見切り発車的な、文字通り、プロローグであり、2枚目も、デモ音源のかき集めに過ぎない。
僕がいいたいのは、「SYMPHONIC LEGEND」の本編は一体いつになるのか?という事だ。「PROLOGUE TO~」は本当に凄い作品だった。
未完成ながら、「ウリ・ロート製、歌えるヴォーカリストがちゃんと歌ったメロディックHR」が史上最強であることを確信させる内容だった。
あれが完璧な形で世に出たら、まさに「パーフェクトジオング」状態だ。(若い人、判るか??)
それとも、ジオング同様(しつこい)、完全版は幻で終わってしまうのか?
彼の発表する音源なら何でも聴きたいが、お願いだから、ちゃんとしたメンバーで(打ち込みはもうやめて)、HR作品を作ってください。一枚でいいです。ホント。


UFO - Sharks - Deadman Walking ★★ (2002-10-01 23:27:47)

アルバムのハイライトはこの曲だ。
この曲は雰囲気のあるアルペジオのイントロから始まって、ヘヴィーなカッティング・リフへと移行するが、このリフの切れ味が凄い。兄ルドルフのプレイに匹敵する。
歌メロ自体はどうということも無いが、例によって、サビの裏でマイケルが非常に味のあるメロディーを奏でていて、さらにギターソロ導入部のクリーントーンの旋律が悶絶だ。
心臓が洗濯されるような、素晴らしい瞬間である。


UFO - Sharks - SERENITY(DO WHAT!) (2002-10-01 23:17:07)

フィル・モグの、切なくブルージーな歌唱から始まる、湿っぽい雰囲気いっぱいの曲。
サビで奏でられるマイケルのカウンター・メロディーが素晴らしい。
もう少し気の利いた歌メロが付いていたら、凄まじい曲になっただろうに。


POISON - Native Tongue ★★ (2002-09-29 02:50:00)

「リッチー・コッツエン、POISON加入」のニュースは衝撃的だった。
POISONといえば、「きみたちも練習しないとPOISONみたいになってしまうよ」とか言われてしまうバンドだったのに、そこに、シュラプネルからデヴューして以来、多彩なテクニックと歌の上手さで、「こいつはいつものイングヴェイ・クローンとは訳が違う」と玄人筋から注目されていた「彼」が加入するというのだ。
これは、一歩間違えると三流のパロディーにもなりかねない事だった。
ポンキッキに豊川悦司を出演させようとは、誰も思うまい。
しかし、蓋を開けてみれば、リッチー加入でPOISONは見事に化学変化。その毒性は綺麗さっぱり中和されてしまった(笑)
アルバム一曲目から完全にぶっ飛ばされた。
おまえら、本当に演奏しているんだろうな、と思うくらいに見事な各パート、リッチーの凄まじいグルーヴ・センス。ブレットの歌唱もなぜか完璧。こうなると、彼らが本来もっていたポップセンスも非常に心地よく響いてくる。
名盤だ。名盤。
「孤軍奮闘」を予想していた僕らにとっては、嬉しい誤算。
プロのミュージシャンを侮ってはいけないのだった。