20件以上得票しているTHE DARK RIDEよりよっぽど出来がいいと思うので、一票入れておこう。 アンディのキャッチーなメロディーセンスと疾走HELLOWEENが学変化を起こして、良い作品になった。心機一転でやる気に満ちたフレッシュさが、アルバム全体にみなぎっているのも良い。 ただし、情感に欠けるローランド・グラポウの「棒読みプレイ」だけはいただけないなあ。
クリス・インペリテリは名前が速弾きである。クリスインペリテリクリスインペリテリ・・・まあいい。 インペリテリはファンが喜ぶ正統派HMエッセンスを軸にしているだけに、同じヴォーカリストで何枚も続けると、曲にバラエティーを持たせるのが難しくなってくる。 そういう意味で、グラハム起用は大正解。 このおじさんは未だ凄まじいガナリ声を発する。しかも歌メロの収めかたが素晴らしい。 STAND IN LINEの面影が、思ったよりもずっと少ないのは驚いた。 クリスが、紆余曲折を経て自身のスタイルを確立した事の証明である。
LIVING IN A FANTASY とCAN'T BELIEVEが10点。その他の曲は良くても6点だったファーストに比べれば、こちらセカンドアルバムは少なくとも7から8点の曲が並ぶ、隠れた名盤なのだ。 確かにオウアーズ兄弟のネオクラ系プレイによる「華」はないが、ニック・バーのプレイは質感で圧倒的にオウアーズに勝る。 ファンの期待が盲目的であった分、失望の色が大きいアルバムだったが、今聴くと、これほど高品質な様式美系HRアルバムは珍しい。GODS OF WARは名曲。