前2作がダンス、ブラックミュージックの影響が強い出来だったのに対し本作は彼らの王道であるポップでありつつ、ドラマティックでメロディアスなクオリティの高い楽曲が収められており 以前のように楽しめる出来になった代表作。 映画に使われたパワフルなハードロックチューン“ONE VISION”で幕を開け多種多様な曲調が楽しめるが、特に良い出来なのは悲しく美しいメロディーが聴けるバラード“FRIENDS WILL~”、“WHO WANTS TO LIVE FOREVER”ですね。 この2曲の美しさは半端ではく彼らにしか作れないでしょう。
ギターやコーラスを何十にも重ね録りし、彼ら独自とも言えるサウンドを生み出すことに成功したわけですが、本作でそれまでの封印を自ら破り?!、ついに大々的にシンセを導入した大作。 PLAY THE GAME” でさっそくのスペイシーなシンセが出迎えてくれるが、この曲がまた筆舌に尽くしがたい劇的さ、泣きのメロディーを持った名曲。 アルバムラストに収められたバラード “SAVE ME” も実に美しい名曲。 シンセの導入でロック色はやや薄れたがシンセのアレンジが上手く、シンセが曲をさらに引きたて完成度がUPしたような印象をうけます。
だが本作はデジタル音が前面に出た曲でも出来のいい曲があり、彼らは転んでもタダでは起きないバンドだと言えるでしょう。 1曲目の“RADIO GA GA” はこの時期にしてまたしてもヒットした曲で、デジロック的アレンジながら哀愁漂うメロディーが秀逸な曲に仕上がって 8曲目の“HAMMER TO FALL”はイキのいいロックチューン、、デジタル音よりこういうアレンジのほうがQUEENらしい。
METAL HEALTHの大成功を得て発売された84年の企画盤LP 83年5月 アメリカ ナッシュヴィルで行われたLIVEで METAL HEALTH、 SLICK BLACK CADILLAC、 LET'S GET CRAZY、 LOVE'S A BITCHのたった4曲。 ジャゲ買い(レンタル)だけど、私が始めてメタルを聴いた作品。。