この曲を聴け!
最近の発言
(kamiko!)
Intaglio (あんどーさん)
Intaglio (Kamiko)


MyPage

INTAGLIO - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)




ロシア産メランコリックドゥーム2021年作
恐らく現地で爆発的にコロナウイルスが拡大したことでリリースが1年延期になったんだろう。一昨年には今作に収録されている「The Memory Of Death」が
先行シングルとして発表されたが、それからのスパンが長く随分待たされた感がある。「The Memory Of Death」が結構良作だっただけに、今作は待望の1枚だった。
一昨年はコレではなく処女作のリメイク盤がリリースされ、なんで新作じゃないの?と憤りすら感じた時期はあったが、まあ、リメイク盤で1年間お茶を濁し
やっと昨秋この新作をゲットできた感じだ。前作から実に15年ぶりの新作、セカンドアルバムでシンプルに「Ⅱ」というタイトルである。
フューネラルドゥームに分類されるんだろうが、処女作は重さは控えめで、どちらかというとメランコリーと冷たい空気感を淡々と楽しむ作風だったが、
そのテイストは引き継がれている。楽曲の雰囲気自体は、前作の延長上で劇的な変化は無いが、彼らに求めるサウンドのハードルは余裕でクリアしている。
前作の延長上と感じさせる大きな理由としては、コードワークに特有の癖があり、一聴しただけでINTAGLIOだと判るカラーがあるからだろう。
無駄な音が無く無音との対比を楽しむ感触は、前作同様である。今作は楽曲構成ではなく、バンド編成に大きな変化があり、とても挑戦的だ。
フルート・チェロ・女声が大々的に導入され、元々そんなにヘヴィではなかったギターは更に歪みと残響が浅めになっている。そういう演奏様式だから
チェンバーロックとドゥームの融合といった印象が強く、クラシカル要素が若干増した感じだ。また、前作とリメイク版のモノクロジャケイメージから一転して
色彩豊かな幽玄なジャケに変貌したことで、メランコリーにファンタジーがプラスされた感じがかなりツボにハマる。とりあえずヘヴィさを求めるリスナーには全く不向き。
旋律がキャッチーだがコマーシャルなところが無い。重厚に音が重なることが少なく、必要最小限のハーモニーだが、単純なコード進行をしないので聴き応えがある。
雨の日に薄暗い部屋で、ちょっとメランコリーに浸りたい時に聴きたいサウンドだ。聴いてて全く疲れないのにしっかりドゥームしているところがイイ。オススメ。

kamiko! ★★★ (2022-01-03 00:30:40)


Intaglio 15th Anniversary Remix

Kamiko!さんの書き込みでビビっと来て購入!

もちろんメジャーどころではないが日本盤があり、Intaglioは陰刻と訳されている。

わりとカラッとした歪みの少なめの音空間に、物哀しいデスボが浮遊する感じで、心地よくあの世へ誘ってくれる。実に儚く美しい作品。前作も聴き比べてみたい。

ローランDEATH ★★★ (2021-01-09 23:27:50)


Intaglio 15th Anniversary Remix

ロシア産フューネラルドゥーム2020年作
2005年発表の「Intaglio」の再録。原盤は15年前の作品でありながら、フューネラルドゥーム作品中、ボクの順位付けはかなり上位に位置する。
メランコリーを前面に出し、ギタートーンの減衰部分は、ギターの存在感と共にむしろ無音の存在感を感じさせる独創的な作風だ。
スローかつ音を詰め込み過ぎない楽曲のバランスが素晴らしい。また、単調にならない独特なコードワークも魅力、このハーモニーにハマる。
そんな作品の焼き直しだが、ギターの歪み、ドラムのリフなど、若干粗削りだった部分が改善され、間奏部分の尺が変化していたりと
より聴き易くなっている。が、原盤から大きな変化は殆ど無く、15年間聴き続けてきたボクでさえ、よく聴かないと気付かない微妙な変化もある。
何故今更この盤の焼き直しなのかは不明だが、Solitude Productionがこのバンドに力を入れていることは伝わってくる。ちなみに今年は
レーベルの通販サイトで買い物をすると、もれなくこの原盤がオマケでついてくるキャンペーン中で、買い物の度にオマケがついてきて、
ウチには3枚目が届き、15年前にゲットしたものを含め同じ盤が4枚ある。売れ残ってばら撒いているというよりは、タダで配布してでも
聴いてもらいたいという心意気がヒシヒシと伝わってくる。
聴き易く加工したリミックス盤はとても魅力的に聴こえる。しかし、若干無骨さのある原盤もまた魅力的であり、両方ともオススメだ。
ただ、今年は新作を発表するというアナウンスがあったワリに、先行シングル発表後はこのリミックス盤のみで音沙汰が無いのは拍子抜けだ。
ポテンシャルの高いバンドで、ボクのツボど真ん中だけに、リミックスとかは求めてないから、フルレングスの新作を発表して欲しい。

kamiko! ★★★ (2020-12-29 01:45:46)


Intaglio

Mournful Congregationの影響をもろ感じるけど、そこまでこってなくて程よい感じ。
陰鬱だけど癒される(笑)
エクストリームメタルで疲れた時にどうぞ!
メロディーがはっきりしてるから取っつきやすい。

あんどーさん ★★ (2007-09-27 01:04:00)


Intaglio

ロシア産陰鬱系ドゥーム。
スローで淡々としたビートとアコースティックなメランコリックな感じがステキ。
結構歪んだギターノイズと限りなく遅いテンポはドゥームの王道かも知れないが、決して重厚過ぎることはなく、這いずるようなズルズル感というよりはむしろやや湿り気のある冷たい空気が魅力だ。
聴いた瞬間再起不能のような絶望感はやや控えめで、この作品はそういう真性さはよりもメランコリックな要素が前面に出ている印象。
Mournful Congregationで感じたどこかモダンな雰囲気と同様のモノが、哀愁や透明感となって音に宿っており、ココロ洗われる要素もあるなあ、と感じた。
死と隣り合わせ的な絶望的ではなく、悲しみに暮れるメロウな気分を堪能できる作品。

Kamiko ★★ (2006-03-23 00:51:00)