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Fire in the Night / Fire in the Night (火薬バカ一代)
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Inception

VALENTINE~OPEN SKYZにてプロ・キャリアをスタートし、日本では90年代後半から00年代前半にかけて残した3枚のソロ・アルバムのハイ・クオリティっぷりで認知度を高めたアメリカ人シンガー、ヒューゴ・ヴァレンティ。本作はここ数年音信が途絶えてしまっていた彼がHUGO’S VOYAGE名義で久々の発表してくれた新作アルバムとなります。
だいぶブランクが空いたので、その間に音楽性が変わっていたらどうしよう?との不安はなくもなかったですが、アルバムを飾る美麗なアートワークとバンド・ロゴのテカリ具合、何よりインストの小曲①を経て爽やかな②が軽やかに走り始めた途端、そうした不安は雲散霧消していきました。
「スティーヴ・ペリーのそっくりさん」と評された自身の美声を生かして立ち上げたJOURNEYトリビュート・バンドのメンバーと共にレコーディングが行われているだけあって、ここで披露されているのも80年代初頭のJOURNEYを彷彿とさせる、キャッチーで透明度高めの叙情メロディに彩られたメロハー・サウンド。軽快なロック・チューンから美しいなバラードまで伸びやかに歌い上げるヒューゴのVoも、往時と変わらぬ艶やかさを保ち続けており衰えの気配はゼロ。特に、イントロから早くもジャーニーってる③、澄んだ青空へ舞い上がっていくような爽快感に満ちた⑧、緩急を生かして本編クライマックスを雄大に盛り上げる⑪といった楽曲は、聴く者をYESリフレッシュ!させるヒューゴの清涼なメントスVoが殊のほか映える逸品ではないでしょうか。
欠点といったら日本盤が出ていないことぐらいしか思い浮かばない力作ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-01-08 22:11:48)


Fire in the Night / Fire in the Night

インストの小曲“PRELUDE:4EVER ENDEAVOUR”をイントロ代わりに
爽やかに駆け抜けていくアルバム表題曲。美しく伸びやかなサビメロは
まさしくヒューゴが歌うに相応しい清涼感が漂います。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-03-20 23:06:32)


Fire in the Night

スティーヴ・ペリーそっくりの美声と、TENメンバーのバックアップを受けて制作したソロ・アルバムのハイクオリティっぷりがメロディ愛好家の間で評判を呼んだ、VALENTINE~OPEN SKIEZのシンガー、ヒューゴ。ガンで母親を亡くし、ショックでミュージシャン稼業から半ば引退状態にあったという彼が、奥さんの励ましもあって立ち直り、STREET TALK作品へのリハビリ的なゲスト出演等を経て、'04年に発表したカムバック・アルバム(ソロとしては3作目)がこちら。
いきなりフラッシーなGのイントロで本編の幕が上がる構成や、飾り気を抑えてシンプルにまとめたプロダクションが物語る通り、前2作に比べるとグッとハードにロックしている仕上がりなのが今作の特色。透明感と繊細な表現力に冴えを発揮するヒューゴのVoと過度にアグレッシブなサウンドの相性は良好とは思えないので、聴き始めこそ一瞬嫌な予感が脳裏を過ったりもしましたが、彼の清涼感溢れる歌唱が映えるOPナンバー①の伸びやかなサビメロを耳にした途端、そうした不安は瞬く間に雲散霧消していきましたよ。
HR然としたエッジを強調しつつも、フックと美しいハーモニーをふんだんに盛り込んだハードポップ・サウンドは、変わることなくメロディ重視の姿勢が貫かれており、特にGによる小曲③をイントロ代わりにして爽快に駆け抜けていく表題曲④や、キャッチーなコーラスが耳を捉える⑧は、このアルバムならではの魅力を端的に提示してくれる名曲。
前2作に勝るとも劣らぬクオリティを有しているだけに、これ以降ソロ作のリリースが途切れてしまっているのが残念。そろそろ復活してくれませんかね?

火薬バカ一代 ★★★ (2023-03-14 01:04:29)


So Many Tears Ago / Hugo
このアルバムのハイライト

素晴らしいバラード

ハードロックファンにも通じる哀愁

ヴィニーのギターがうるさいとは思わないけど、、

名無し ★★★ (2021-11-02 20:12:46)


Time on Earth

スティーブ・ペリーに声が似すぎているで話題になったヒューゴのソロアルバム第2弾。ギターはヴィニー・バーンズが参加とお膳立ては揃っています。粒だった楽曲と上手い唄、リードギターもそこそこに技を見せ、教科書通りとも言えるようなお約束のロックをやりまくっています。
それだけにスリルはありませんがクオリティに対する保証は間違いなし、どこか深夜の通販番組みたいな嘘くささもあったりするのだが、素直な耳で聴けば、心もハレバレになる爽快感たっぷりの、チョイ切ない叙情派サウンドがテンコ盛り。遠くの空を見つめ、心も穏やかな気分に浸れます。
唄が上手いってのは素晴らしいね。⑩では、カナダのTriumphの曲をカヴァー。これも流れ的に問題なく溶け込み、ヒューゴが作り出すメロディアスロックに華を添えています。
参加メンバーも複数クレジットがあり、どういう経緯で制作されたのか?気になる面もありますが、メインはヒューゴ、その者です。彼の芸達者ぶりを味わうのが一番でしょう。ギターにキーボードにドラムまで担当していますのでね。

失恋船長 ★★★ (2021-04-06 22:03:18)


Time on Earth


HUGOのソロアルバムは3枚持っていますが、このセカンドアルバムが一番好きです。
1曲目からラストまで、曲のバランスがうまく配置されているので
飛ばして次の曲を聴こうと思いません。
サウンドプロダクションも良好で、
若干リバーブをかけたHUGOの歌声が幻想的です。

MikBar ★★ (2008-01-20 13:16:00)


Fire in the Night

97年の『HUGO』、2000年の『TIME ON EARTH』に続く
HUGOソロの3rdアルバム。2004年作。
JOURNEYのスティーヴ・ペリーそっくりの声で、そっくりの曲をやっている。
JOURNEYの『RAISED ON RADIO』の頃の雰囲気に近く、曲もキャッチーでいい出来だ。
JOURNEYの新作と言われても、特別ファンでなければ「そうかも」と思ってしまうのでは。
半分以上がアップもしくはミドルテンポの曲で占められていて、一曲一曲の粒がそろっている。
JOURNEYに比べると若干メジャー感みたいなものに欠ける気もするが、金のかかり方の差なのか。
それにしてもコーラスとかもJOURNEYそっくりで、ある意味すごい。
ニール・ショーンがいないJOURNEYという感じ。
いいアルバムであるのは間違いないと思う。

なかやすみ ★★ (2004-11-11 16:42:00)